にったー、力加減をわきまえる

これ、私の手からマタタビの粉が入った袋を取ろうとしてるんですが、こういう時、にったーはとても用心深く門歯でくわえます。というのも、ここへ来た最初の頃におやつに夢中になるあまり全力で私の手に噛み付いて、驚いた私が「痛っ！」と大声を上げて荒っぽく手を引っ込めた。という事があったからで、その時はにったーも肝を潰すほど驚いたのでしょうね。怒られたと思ったのかもしれません。その後はお腹が空いていても理性を失わずに慎重に門歯を使うようになりました。（指先の皮ってけっこう硬いのでそう易々とは歯が立たないと思ってましたが、手加減なしのネコの牙はあっさり刺さりました…生肉に牙を突き刺すのってどんな感触だったんでしょうかw）

金児も以前はそうやって気を遣ってくれていたんですが、今はけっこう容赦がありません。私が多少の流血沙汰では声を荒げないせいでしょうか…。だって、ネコは賢いとはいえ「獣」なので、うっかり爪を出したくらいのことで怒る気にはなれませんし。

一年ほど前に、野獣のようなガチ野良子猫（たったの生後２ヶ月だった）に全力で噛まれて血だらけになって、ネコ本来の戦闘力を知ってから、飼い犬とか飼い猫が恐くなくなりました。人に飼われてるってことはその動物は日々人に配慮して生きているわけで、追いつめたりしなければ野生をむき出しにして襲って来たりはしないはず。なので最近は散歩中のリード付けてない犬にバウバウ吠えられても余裕です。闘犬のようなのは怖いですけどね…